焼津市の美容室 CA-PETZの きーにょ です。
お家でも手軽にヘアカラーをすることができる市販カラーですが、髪の毛が傷んでしまうことが気になりますよね。
サロンカラーの方が傷まないということはわかるけど、時間がないからお家でも簡単に済ませたい。傷まない市販カラーはないの?
今回はそんなお悩みにお応えして市販カラーでも傷まないカラー剤とダメージしにくい染め方を紹介していきます。
傷まない市販カラーはあるの?
ヘアカラーを手軽にやっていくには市販カラーはとても便利です。「低コスト」「時間に囚われない」「お家でできる」かなりメリットは大きいですよね。ただし、デメリットしては「髪の毛が傷む」というものが。正しい使い方+トリートメントを使っていくことで傷みを最小限にしていくことができます😊
— きーにょ|髪の毛のお悩み解決します! (@_kiiinyo) August 25, 2021
はじめに言わせてください!
美容師としてこういう方法を教えてしまうのはリスクが高いんです。
けっきょくのところ、市販のカラー剤では傷みを最小限にしていくことしかできません。
なので、「この方法やっても傷みました。」とかそういうのは責任持てません!笑
市販カラーはそういったリスクと引き換えにお手軽に染められることがウリなので。
では、本題にいきましょう。
Twitterで紹介した内容を書き出しておきます。
市販カラーで傷ませない方法のキモは “トリートメントの使い方” なんです。
付属しているトリートメントもありますが、あれだけでは足りません。
普段使っているトリートメントで問題ないので追加で使っていくことで市販カラーでも傷みにくいものしていくことができます。
どんな使い方をしていくのかというところはサロンカラーと市販カラーの違いについても触れながら解説していきます。
サロンカラーと市販カラーの違い
サロンカラーと市販カラーの大きな違いは “2液の種類” と “アルカリ成分の違い” です。
ですが、今回の注目ポイントはもう一つ。”トリートメント効果” がかなり重要になります。
と思ってしまう人もいるのではないでしょうか。
たしかに、サロンカラーと市販カラーの違いについてなのにトリートメントのことが出てくるって何?って感じですよね。
実は、サロンカラーの中にはトリートメント成分が入っているので手触りが良くなるんです。
反対に市販カラーにはトリートメント成分は皆無。なので付属のトリートメントがついています。
サロンカラーの大まかな成分
市販カラーの大まかな成分
市販カラーにはこのトリートメントの部分がなく染めたあとに髪の毛を整えることができません。
こういった理由から市販カラーで傷ませずに染めて
アルカリ自体も市販カラーのものはダメージしやすく、髪に残りやすい性質があり髪を傷ませてしまうんです。
なので、市販カラーでもアルカリがないものであれば傷ませずにカラーをすることができます。
傷まない市販カラーはコレ!
アルカリが入っていないカラー、つまり ”マニキュア” や ”カラーバター” なら髪が傷みません。
市販カラーの中で髪の毛を傷ませずに染めていけるものは ”マニキュア” と ”カラーバター” です。
上の内容で散々市販カラーは傷みを抑えるしかないと言ってきたのにここにきてあります。ってわけわかんないですよね。
トリートメントのような効果しかないマニキュアやカラーバターは傷ませずに染めていくことができます。
マニキュアやカラーバターのデメリット
基本的には髪を傷ませずに染めていくことができますが、その代わりに髪の毛を明るくすることができません。
元々ヘアカラーをして明るくなっているところには色を入れることができますが、黒髪の部分(根本の新生部など)を明るくすることができないんです。
上の内容と別で紹介したのはコレが理由で、「そもそも別のものであるということ」「髪の毛を明るくできないので目的に沿わない人がいる」という理由で別々で紹介しました。
市販でも綺麗に染められるものは?
市販カラーで染めていくと気になってしまうのは ”仕上がったときのムラ” ではないでしょうか。
自分で染めていくので頭の後ろ側や内側の方はムラが出やすくなってしまいます。
泡カラーでムラなく綺麗に染める
市販カラーでムラなく綺麗に染めていくには ”泡カラー” を使っていくことがコツです!
クリームタイプだと髪に馴染ませるのが難しいのでムラができやすくります。泡カラーならシャンプーのように使えるので簡単です。
カラーを染めるときのムラはカラー剤が「髪の毛に付いていない」「付いているカラー剤の量が違う」こんな理由があります。
その両方を簡単に解決できるのが泡カラーです。
髪は傷みやすい
ムラなく染めていくことはできますが ”髪の毛が傷みやすい” というデメリットがあります。
界面活性剤とアルカリの相性が悪い
泡カラーが傷むのはアルカリによってキューティクルが開いてしまっているところに界面活性剤で揉み込んでしまうのが原因です。
キューティクルが開いている状態でシャンプーのように髪同士をこすり合わせてしまうのでキューティクルを傷つけてしまいます。
綺麗に染められるメリットはありますが、髪が傷みやすいデメリットもあるのを理解しておくことも大切です。
市販カラーでもダメージしにくい染め方
ここまでの内容で市販カラーでも傷みにくい染め方にはトリートメントの使い方がポイントということを書いてきました。
実際にはどんな使い方をしていけばいいのかを紹介していきます。
市販カラーでのトリートメントの使い方
市販カラーをやっていくときのトリートメントはこんな感じで使っていくことで傷みにくくなります。
けっこう量を使っていくので付属のトリートメントだけだと足りなくなってしまいます。
自分が普段使っているトリートメントでいいので一緒に使っていくことがおすすめです。
髪をトリートメントで保護
市販カラーで染めていく前に髪にトリートメントを馴染ませることで薬剤の反応を和らげることができます。
こうやって思ってしまう人もいるかと思います。
たしかに、トリートメントを使うことで髪をコートしてしまうのでカラー剤の反応が悪くなってしまう印象がありますよね。
最近のカラー剤はトリートメントを使うくらいでは染まりが悪くなったりしないので安心してください!
自分が使っているものを使っていく
ここで使っていくトリートメントは普段から使っているトリートメントを使っていって大丈夫です。
髪の毛に水分を含ませてから全体にトリートメントを馴染ませていってください。
毛先のカラー剤にトリートメントを混ぜる
市販カラーを買うときに多めに買っておきましょう。根本の分と毛先の分で分けることで丁寧にカラー剤をつけることができます。
根本の部分は普通に塗っていって大丈夫ですが、毛先に塗っていくカラー剤にはトリートメントを混ぜていくことがおすすめです。
市販カラーのほとんどのアイテムがこんな感じの内容量です。
毛先に混ぜるトリートメント
毛先に使っていくカラー剤には ”2液40ml + トリートメント40g” に変えていくことで傷みにくいカラー剤になります。
わかりにくい人はこんな感じで考えてもらえれば測りを使って簡単に作ることができます。
3%の2液を作る
市販のカラーは2液が6%です。美容院だと毛先に6%を使うのは明るくしたいときだけです。
2液が1種類のみの理由は「誰でも簡単に染められるから」です。
ただ、ダメージが大きくなってしまうのでトリートメントを混ぜて薄めることで3%を作ります。
これで毛先を市販カラーでも労りながら染めていくことができます。
アフタートリートメントをしっかりつける
放置時間が終わってシャンプーをしたあとは市販カラーに付属しているトリートメントをしっかりと馴染ませてください。
気持ち程度かもしれませんが、メーカーさんがカラー剤に合うトリートメントをつけてくれています。
美容院で買ったトリートメントがある人はそちらを入念につけてくださいね!
最後に
今回は傷まない市販カラーはあるの?というところからダメージしにくい染め方の紹介をしていきました。
結論的には、
傷ませないようにするにはマニキュアかカラーバターを使っていくのがおすすめ!
こういうことです。
薬剤を使っていく施術なので美容院でやっていく方がもちろん傷みません。(薬剤の成分とかも全く違うので。)
市販カラーのメリットとしては時間に縛られることなく髪を染めることができることです。
どうしても時間がないときなどに使っていくのがいいですね!