シャンプーのシリコンはなぜ悪いと言われるのか。その理由を美容師が解説します。

髪のお悩み解決

きーにょ
こんにちは!
焼津市のCA-PETZスタイリスト
撮影チームFeLunaのきーにょです。

 

「シリコン入りのシャンプーは使わない方がいいよ!」と美容師さんなどに聞いたことはありますか?

シャンプーにはシリコンという成分が入っているアイテムと入っていないアイテムがあり、ほとんどの場合でシリコンが入っていないシャンプーがおすすめされます。

今回はシャンプーのシリコンがなぜ悪いと言われるのか。その理由を美容師が解説していきます。

ちょっとした疑問かと思いますが、この違いを知っておくことでより自分の髪に必要なシャンプーがどんなものかを選べるようになります。ぜひ参考にしてみてください。

 



 

シャンプーのシリコンはなぜ悪いと言われるのか

 

 
まず、シャンプーのシリコンがなぜ悪いといわれているのかその理由から解説していきます。
 

シリコンが悪いと言われる理由
  • 毛穴にシリコンが詰まってしまう
  • 髪に皮膜が付着して薬剤の反応が悪くなる
  • ベタつきの原因になってしまう
  •  
    この3つのことからシャンプーにシリコンが入っていると髪や頭皮に悪いと言われてしまっているんです。

    一つずつ順番に解説していきます。
     

    毛穴にシリコンが詰まってしまう

     
    シリコンが入ったシャンプーを使っていくことで毛穴にシリコンが詰まってしまい、頭皮や髪が悪い状態になってしまいます。

    油分がベースになっていて、細かい粒子状になっているシリコンは毛穴に入りやすくシャンプーすることで頭皮全体に広がっていきます。

    毛穴が詰まることで頭皮の炎症の原因になってしまったり、髪が痩せて細くなってしまったりとトラブルの原因にもなりやすいのでシャンプーのシリコンが悪いと言われる一つの理由になります。
     

    髪に皮膜が付着して薬剤の反応が悪くなる

     
    シリコンが入ったシャンプーを使い続けてしまうことで髪にシリコンの膜が強く付着してしまい、カラーやパーマの薬剤の反応が悪くなってしまいます。

    髪の表面をコーティングしていく効果のあるシリコンが髪に付着することで除去することができなくなり、保護膜として薬剤の反応を邪魔してしまうんです。

    手触りを良くするために入っているシリコンがシャンプーする度に蓄積されて薬剤の反応を邪魔をして理想のヘアデザインにすることができなくなってしまいます。
     

    ベタつきの原因になってしまう

     
    シリコン入りのシャンプーを使っていると髪がベタついてペタっとしてしまうことがあります。

    シャンプーに入っているシリコンの成分は油分がベースになっていると書きました。このシリコンの油分が髪や頭皮に付着してベタつきに繋がってしまうんです。

    使っていく度に油分が蓄積されてしまうので気づいたときにはベタつきとして症状が出てきてしまいます。
     

    髪に対するシリコンの役割

     

     
    ここまではシャンプーに入っているシリコンが悪いと言われる理由について書いてきました。

    しかし、悪いと言われてしまう成分であっても入っている理由もしっかりとあるんです。悪いと言われているシリコン入れる理由、髪に対しての役割も解説します。
     

    シリコンの役割
  • 髪の表面を整えて滑らかにする
  • 絡みにくくなる
  • 外的なダメージから髪を守ることができる
  •  
    悪いと言われてしまっているシリコンにもちゃんと髪に対しての役割があります。順番に解説していきます。
     

    髪の表面を整えて滑らかにする

     
    シリコンは髪の表面をコーティングしてくれるので手触り良く滑らかにしてくれます。

    実は、シャンプーにシリコンを入れないときしんでしまってゴワゴワしてしまいます。シリコンを入れることでコーティングされ指通りがよくなるんです。

    ノンシリコンのシャンプーでは高価な成分を使わないといけない分シャンプー自体の価格も上がってしまいますが、シリコンであれば安価で指通りを良くできるメリットもあります。
     

    絡みにくくなる

     
    髪をコーティングしてくれる効果があるので髪が絡みにくくなってくれます。

    シャンプー後にはトリートメントもしないと絡みやすくなってしまったりしますが、シリコン入りのシャンプーを使うことでダメージ毛でも絡みにくくなってくれるんです。

    シリコンのコーティングがあることで絡みにくくなってくれるのは嬉しい効果ですよね!
     

    外的なダメージから髪を守ることができる

     
    髪の表面をコーティングしてくれるシリコンは外的なダメージから髪を守ることができます。

    シリコンが入っているシャンプーを使うだけでも髪をコートすることができるので「摩擦」のダメージから髪を守ってくれます。

    摩擦は知らず知らずのうちにダメージが蓄積されていき、気づいたときには大きなダメージになってしまうんです。そのダメージから守れるのは嬉しいメリットです。
     



     

    本当にシリコンは悪いの?

     

     
    シャンプーに入っているシリコンが悪いと言われる理由と髪に対するシリコンの役割について書きました。

    悪いと言われる理由と役割の両方を見ていると「本当にシリコンは悪いの?」と思う人もいるのではないでしょうか。

    先に結論を書いておきます。
     

    シリコンすべてが髪に悪いわけではない

     
    ということです。

    その理由を最後にまとめていきますね。
     

    完全に悪いわけではない

     
    シリコンだから悪いということないんです。

    たしかに、昔のシリコンは油分の質も悪かったりしたので髪に悪影響が出てしまったりしていました。しかし、最近はシリコンの質も良くなってきているので悪いことばかりではありません。

    上記の内容でも書いた通り、髪に対して良い役割をしてくれます。シリコンだから悪いという認識ではなく、自分の髪にシリコンが必要か否かというところが大切なんです。
     

    髪質によって使い分けることが大切!

     
    もちろん、すべての髪質でシリコンが必要なわけではありません。自分の髪質に合わせるというところがポイントです。

    ブリーチやハイトーンカラーをしている人は髪が絡みやすかったりするのでシリコン入りのシャンプーを使うことで絡まないようにすることもできます。

    下にシリコン入りシャンプーがおすすめな人をまとめておきます。
     

    こんな人におすすめ!

    髪が絡みやすい人
    髪がゴワつきやすい人
    髪が引っかかりやすい人

     
    こんな人はシャンプー購入の際にシリコン入りを選んでいくのも良いですね!
     

    最近のシリコンは悪いことばかりではない

     
    シリコンが入ってるシャンプーは悪いものと言われてしまいがちですが、最近の技術の進歩で悪いことばかりではなくなりました。

    むしろ、シリコン入りのシャンプーを使っていくことで髪の扱いが楽になることもあります。

    髪をコーティングしてくれる効果でカラーやパーマの薬剤の反応が弱くなってしまうということもありません。

    どんなシャンプーを使ってもなかなか髪の絡みやゴワつきが改善しないというときにはシリコン入りのシャンプーを選んでみるのもおすすめですよ!

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