黒染めとはどういうもの?おすすめな人とおすすめしない人の判断基準を解説!

髪のお悩み解決

きーにょ
こんにちは!
焼津市のCA-PETZスタイリスト
撮影チームFeLunaのきーにょです。

 

髪を染めていく薬剤でも黒染めや普通のカラーというようにさまざまな種類があります。中でも黒染めはやらない方が良いという意見もあり、どんなものか気になりますよね。

黒染めとはどういうもの?と感じている人も多いので普通のカラー剤との違いも踏まえながら解説していきます。

これから黒染めをしようと考えている人や、髪色を暗くしようと考えている人はぜひ参考にしてみてください!

 



 

黒染めとはどういうもの?

 

 
まず、黒染めについて一言でまとめてしまうと、
 

日本人本来の黒髪に戻していくことを目的としたカラー

 
です。

少し解説を加えると、カラーなどで抜けてしまった色素を入れていくカラーなんです。

元に戻していくことを目的としているので、かなりしっかりと染めていくのでその分のメリットやデメリットが生まれてしまいます。

この中のデメリットが「黒染めはしない方が良い」と言われている理由なんです。さらに詳しく解説していきます。
 

普通のカラーとの違い

 
黒染めと普通のカラーの違いは入っている色素です。
 

黒染め
赤褐色」のブラウン系の色素が多く含まれており、この色素が大量に髪に入ることで髪を黒くしていきます。

 

普通のカラー
普通のカラーは色味の色素(アッシュやピンクといったもの)が主に含まれており、髪をお好みの色にします。完全に定着することはなく、シャンプーなどで色落ちをします。

 
まとめていくとこんな感じの違いがあります。

普通のカラーに比べて黒染めは髪に定着しやすく、色落ちしにくくなっているのが特徴です。
 

色落ちはどうなる?

 
普通のカラーは染めても「1ヶ月〜2ヶ月ほど」で色落ちしていき、最終的には元の状態くらいにまで戻ります。

しかし、黒染めの場合は色抜けをしても赤茶色のような色が残ってしまいなんだかオレンジっぽい茶髪になってしまいます。

また、髪に定着しやすい特性もありこの赤味はブリーチをしても完全に消していくことが難しいんです。
 

おすすめな人とおすすめしない人の判断基準

 

 
ここまでの内容で黒染めの特徴などはある程度わかってもらえたかと思います。

実際に黒染めはとても良いカラー剤の面を持ちながら、あまり良くないカラー剤という面も持ち合わせています。

この理由は合う人合わない人がいるということです。

なので、どんな人がおすすめでどんな人がおすすめできないのかの判断基準を書いておきます。
 

きーにょ
この判断基準に関しては僕自身が今まで美容師をやってきた中で思った判断基準なので個人的な意見になります。

 

黒染めの判断基準
  • 髪色を明るくする予定はある人
  • 色落ちさせたくない人
  • 短期間だけ黒髪にしたい人
  • 短期間だけカラーを楽しんだ人
  • 暗くしすぎたくない人
  •  
    こんな人は黒染めをするかどうか迷ったり、黒染めでなくてもできるかどうかを迷いやすい人だと思います。

    自分のやりたいイメージに合わせて黒染めが必要なのかどうか判断してみてください。最終的には美容師さんに相談するのが一番早いです!

    では、順番に解説していきます。
     

    髪色を明るくする予定はある人

     
    まず1つ目は黒染めをした後も髪色を明るくする予定がある人です。

    この場合は黒染めをおすすめしません。

    黒染めの色素が髪に定着してしまって、髪色を変えようとしても好きなカラーが入らなくなってしまいます。

    「ブリーチをしてもなかなか抜けないこと」、「無理やりブリーチで抜こうとすると髪に大きな負担がかかってしまう」というデメリットがあるのでおすすめできないんです。

    髪色を暗くしてもまたすぐに髪色を明るくしたいという人は黒髪に見えるくらいのグレー系カラーで染めるのがおすすめです!

    色落ちさせたくない人

    2つ目は髪色を暗くしたら色落ちさせたくない人です。

    このパターンの人は「もうカラーしない」とか「学校や仕事の関係でカラーができない」という人なので黒染めを使うのがおすすめです。

    普通のカラーに比べて黒染めは色落ちしにくいのが特徴としてあるので時間が経っても茶色くなりにくく、色落ちしてしまった場合も明るくなりにくいので注意されにくいんです。
     

    短期間だけ黒髪にしたい人

     
    3つ目はある一定期間だけ黒髪にしたい人です。

    学校や仕事で「この期間だけは黒髪じゃないといけない」ということがあると思います。実習とか上司が来るとか。

    こうした場合の対策で黒髪にしていく場合は黒染めはおすすめしません。

    最初の理由と同じになってしまいますが、黒染めを一度やってしまうとなかなか色抜けせず赤味が残ってしまうのでその後のカラーに影響が出ます。

    一定期間だけの黒髪であれば、普通のカラーで黒髪っぽく見せたり、黒スプレーを使うのがおすすめです!
     

    短期間だけカラーを楽しんだ人

     
    4つ目は短期間だけカラーを楽しんで元に戻したいという人です。

    学生さんなんかは夏休みだけカラーをして、終わったら黒髪に戻す。というようなパターンです。このパターンの場合は黒染めがおすすめです。

    基本的にはカラーをしていることがNGだと思うので髪色が落ちてきて茶髪になってしまうのは良くないと思います。なので、色落ちしにくい黒染めを使うのがおすすめなんです。

    特にブリーチカラーをした人は髪色を暗くしてもすぐに明るくなってしまうので、黒染めを使ってしっかり染めていくと注意されないですよ!

    きーにょ
    ただ、その後の冬休みもカラーをしたいとかという人はカラーできなくなることもあるので美容師さんと相談してみてくださいね!

     

    暗くしすぎたくない人

     
    最後は髪色を落ち着かせたいけど暗くしすぎたくない人です。

    気分転換や髪色を変えるという目的の場合、あまり暗くしすぎたくないということもありますよね。こんな人は黒染めはおすすめしません。

    思った以上に暗くなってしまうことや、髪色をまた変えたくなったときに変えられなくなってしまうのでこのパターンの場合は注意してくださいね!
     



     

    市販の黒染めと美容院の黒染めの違い

     

     
    最後は市販の黒染めと美容院の黒染めの違いについて解説していきます。同じ黒染めですが価格が全く違うんですよね。

    黒染めをしていく場合、「どうせ黒くするだけだから」と安価で手軽にできる市販の黒染めを使う人がけっこういるんです。

    これかなり違いがあって安価で手軽だからとやってしまうと後々後悔してしまうことに。順番に違いを解説していきます。
     

    髪への負担の違い

     
    市販と美容院の黒染めだと髪への負担が段違いになります。

    答えはわかると思いますが、市販の黒染めの方が髪への負担が大きく一度染めていくだけでも髪がバサバサギシギシになってしまいます。

    美容院の黒染めであれば髪に優しいカラー剤を選ぶこともできるので髪がバサバサギシギシになってしまうことを防ぐことができるんです。
     

    次のカラーで傷ませてしまうことも

     
    黒染めをしてからの普通のカラーでは、ブリーチを使う場面も多くなってしまうのでより髪に負担をかけてしまいます。

    市販の黒染めをしてしまうと黒染め+ブリーチによるダメージで髪の手触りや質感が悪くなってしまいます。
     

    色持ちの違い

     
    色持ちに関しては市販の黒染めの方が持ちが良い場合があります。

    染めるための反応が強く、かなりしっかり染まってくれることがあります。美容院の黒染めは調合によって後のカラーを入れやすいように抜けるような黒染めもできます。

    市販の黒染めは色持ちが良いことがデメリットになり、次に普通のカラーをやりたくなったときに染められなくなってしまうんです。
     

    今後のカラーへの影響

     
    黒染めをした後は普通のカラーが入りにくくなります。市販の黒染めでも美容院の黒染めでも次のカラーへの影響はあまり変わらないのが現実です。

    美容院の黒染めは抜けやすくもできるということも書きましたが、正直どちらも美容師的には好ましいものではありません。

    黒染めをするときも次のカラーをするときも、同じ美容師さんで黒染めから次のカラーまで相談をしなら進めていくことをおすすめします。
     

    黒染めは計画的に

     
    髪色に関してはいろんな状況や気分転換など、その時々によって黒染めをしないといけないことも出てきます。

    しかし、気軽に黒染めをしてしまうのはおすすめできません。

    散々いろんなことを書いてきましたが、黒染めをしたくなったらまずは美容師さんに相談をしてどんなタイミングでどんなカラーをしていくのかまで決めるのがおすすめです!

    髪にも負担があり、その後のカラーにもかなりの影響が出てデメリットが目立ちますが、計画をしっかりと立てることでデメリットを少なくできます。

    ぜひ、黒染めしようかと考えている人は参考にしてみてくださいね!

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