焼津市のCA-PETZスタイリスト
撮影チームFeLunaのきーにょです。
湯シャンという頭皮が健康的になるとか、髪にやさしいとかいろんなことが言われている洗い方があります。
しかしこの湯シャン、頭皮がかゆいという人が出てきやすいんです。
今回は湯シャンすると頭皮がかゆい原因と対処方法について美容師である僕が解説していきます。
湯シャンで頭皮がかゆい原因
頭皮や髪にやさしいと言われている湯シャンですが、何で頭皮がかゆくなってしまうのか。
湯シャンをしたときに頭皮がかゆいと感じてしまう原因として考えられるのはこの3つのことです。
シャンプーを使った洗い方が主流になっている今の時代に あえてシャンプーを使わない という選択をしているのでちょっとした不具合が出てしまうんですよね。
詳しく解説していきます。
皮脂や油分が落としきれていない
湯シャンをしていると 皮脂や油分が落としきれていない ということがあります。
これは、“皮脂” や “スタイリング剤” 油分はシャンプーを使わないと落ちないんです。
これによって湯シャンをやり始めたばかりの頃は頭皮がかゆいと感じやすくなってしまうんです。
脂性肌の人はなりやすい
脂性肌の人は特にかゆみがでやすくなります。普通の人よりも皮脂が出やすいのが脂性肌の人です。
皮脂が多くなってしまうので湯シャンだけでは落ちきれず、かゆみなどの原因になってしまいまうんです。
湯シャン時のお湯の温度が高い
湯シャンをしていく際の 温度が高い と頭皮がかゆいと感じやすくなってしまいます。
お湯の温度を高くしすぎてしまうと 頭皮が乾燥してしまう のでかゆみとして出てきます。
熱いシャワーで流すと気持ちいいと感じることもありますが、頭皮の潤いを奪ってしまうので乾燥し、かゆみに繋がってしまうんです。
乾かさないことでもかゆいと感じる
湯シャンをした後に乾かさないという人もいますが、これも頭皮がかゆいと感じやすくなってしまう原因です。
洗ったあとにしっかりと乾かさないと雑菌が繁殖してしまうのでかゆみが出てきます。臭いの原因にもなるので乾かすのは大切です。
最初1ヶ月くらいはかゆみが出やすい
湯シャンを始めて 1ヶ月ほど はかゆみが出やすい状態が続いてしまいます。
頭皮の皮脂の分泌量はシャンプーの具合で変わっていったりします。なので、はじめの1ヶ月ほどはシャンプーを使っていたときの量になります。
皮脂の量は変わっていないのに、湯シャンにして皮脂が取り切れないので頭皮がかゆくなってしまうんです。
皮脂が取れないからベタつきも気になる
湯シャンで皮脂が取れていないのに、毎日一定量は皮脂が出てきてしまいます。これによって頭皮のベタつきが気になってきます。
湯シャンで頭皮がかゆいときの対処方法
頭皮の状態などを改善しようと湯シャンをしても 頭皮がかゆくなってしまうと 続けていくのがイヤになってしまいますよね。
なので、かゆいと感じてしまうようなときの対処方法も紹介しておきます。
この3つの対処方法をしていくことで頭皮がかゆいと感じたときにかゆみを抑えたり、改善していくことができます。
順番に解説していきますね!
ブラッシングをして汚れを落とす
湯シャンをする前にブラッシングをすることで頭皮の汚れを事前に落とし、湯シャンだけでもしっかり汚れを落とせるようにしていきます。
ブラッシングにはこんな効果があります。特に 汚れを落としてくれる効果 は湯シャンをやっていく人には重要です。
はじめの方は湯シャンだけでは汚れが落としきれないこともあるのでブラッシングをして予め取れる汚れは取っておくことが大切です。
ブラッシングもやさしく
ブラッシングするときにも力任せにやってしまうのではなく、やさしく撫でるようにやっていくこと がポイントです。
汚れを落とすためとはいえ、あまり力を入れて擦るようにやってしまうと “頭皮に傷がついてしまったり” 、”頭皮が乾燥しやすくなったり” してかゆみが出てしまう原因になります。
湯シャンの前処理としてやっていく上でもやさしく頭皮全体を撫でるようにブラッシングすることが大切なんです。
お湯の設定温度は低めに
湯シャンをしていく際に お湯の温度が高い と頭皮が乾燥してしまってかゆいと感じやすくなってしまいます。
高い温度で湯シャンをしていくと、頭皮の潤いが一緒に蒸発 していってしまいやすくなります。
湯シャンしていくときには少し低めの温度で頭皮を洗っていくことがかゆみを出さないポイントです。
38℃〜40℃がおすすめ!
ほとんどの人が42℃くらいの温度でシャワーをしていくことが多いと思います。しかし、この42℃くらいの温度は乾燥にも繋がりやすいんです。
さらに高い温度でシャワーをしていく人もいますが、頭皮だけでなく、肌も乾燥してしまう原因になるのでシャワーの温度は低めに設定するのがおすすめなんです。
ときどきシャンプーをする
湯シャンを始めても最初の方は ”週に1~2回” 普通にシャンプーをしていくと頭皮がかゆいと感じにくくなります。
これは、湯シャンによって落とし切れない皮脂汚れが残ってしまうのでかゆみに繋がってしまいます。
週に1〜2回シャンプーをすることで皮脂汚れを除去していき、頭皮のかゆみを抑えていくことができます。
シャンプーのしすぎには注意
シャンプーをすることでかゆみを抑えていくことはできますが、やりすぎには注意しないといけません。
湯シャンに切り替えていくタイミングでは、頭皮の環境を変えていく必要がある のでシャンプーをしすぎてしまうと環境の変化が起きません。
1.5ヶ月〜2ヶ月 くらいはシャンプーを控えていかないと湯シャンに切り替えることがなかなかできなくなってしまうんです。
頭皮がかゆいと感じてしまうとどうしても戻したくなってしまいますが、極力湯シャンのみにしていくと切り替えを早い段階で済ませることができます。
湯シャンで気をつけるポイント
ここまで、湯シャンをすることで起きる頭皮のかゆみの原因や対処方法を紹介してきました。最後は湯シャンで気をつけるポイントを紹介しておきます。
湯シャンにしていくことでこの4つのことを気をつけていかなければなりません。頭皮にやさしい湯シャンですができなくなることもあるので注意しましょう!
ベタつきや臭いが残ってしまうことがある
上の内容でも紹介をしましたが、湯シャンを始めた当初は皮脂が出やすく、ベタつきや臭いが残りやすくなります。
湯シャンにして頭皮の状態を良くしていくためには ”我慢の時期” も必要になります。
この我慢の時期にはベタつきや臭いが出てしまいますが、完全な湯シャンへの移行には必要な段階でもあるので気をつけて付き合ってみてください。
スタイリングができなくなる
ヘアオイルやクリーム、ワックスなどのスタイリング剤が使えなくなってしまうので、スタイリングをすることができなくなってしまうんです。
スタイリング剤は油分を多く含んだアイテムなので湯シャンだけでは落ちません。こういったものを落とすためにもシャンプーがあります。
なので、湯シャンに切り替えてシャンプーをしないのであればスタイリングもすることができなくなるので気をつける必要があります。
カラーやパーマができなくなる
湯シャンに切り替えていくことで、カラーやパーマができなくなってしまいます。
理由は上で紹介したものと一緒で、カラーやパーマをしていくときにはシャンプーをすることが必要になります。
施術をしていくのにシャンプーが必要になるので湯シャンに切り替えたり、湯シャンに切り替わってからはカラーやパーマはできなくなってしまうんです。
髪の艶が出にくくなってしまう
湯シャンに切り替えることで、シャンプーの他に ”トリートメント類” も使えなくなります。
これは、トリートメント類(洗い流すもの,洗い流さないものを含め)は油分を含んでいるのでシャンプーをしない状態で使っていくとベタつきの原因になります。
湯シャンにしていく上ではトリートメントを使っていくことができなくなってしまうんです。
湯シャンは必要に合わせてやっていこう!
湯シャンは頭皮や髪にやさしいという情報があり、湯シャンに変えようとしている人も多いですが、ぜひこの記事を見て一度考えてほしいと思います。
たしかに、頭皮や髪にやさしい洗い方ということは否定はできません。
しかし、その分できなくなってしまうことも多くなるのでやりたいことができなくなってしまう場合には普通にシャンプーを使っていくことがおすすめです。
こうしたところも踏まえて、湯シャンに切り替えていくかどうか検討してみてくださいね!