焼津市の美容室CA-PETZの きーにょ です。
看護師や看護学生の人だと髪色を明るくしていると注意されてしまったり、「黒髪にしろ!」と言われてしまったりしますよね。
「印象が悪い」「誠意が見えない」とか言われてしまいますが、自分的には納得できないことの方が多くないですか?
正直、僕もこうした日本の習慣には疑問を持っています。
今回はなぜ看護師は髪色を暗くしないといけないのか。ということに関して美容師の視点から解決していきます。
なぜ看護師は髪色を暗くしないといけないのか
なぜ看護師は髪色を暗くしなければいけないのか。実習や就職のときに「誠意を見せる」という理由で黒髪にしろと言われることがありますよね。何で黒髪が誠意になるの?と思いませんか?美容師である僕からしても正直理解に苦しみます。カラーしてる人の方が多いこの現代で何を言っているのか。
— きーにょ|ズルかわいいを作る (@_kiiinyo) February 18, 2022
看護師や看護学生だと言われることが多いですよね。
これ言われても正直、「は?」 ってなりませんか?
ヘアカラーが浸透している現代の人たちからすると髪色がどんなカラーであれ、その人を悪く思ったりはしないですよね。
ハデな髪色を見ても「あ、おしゃれな髪色だな」と思うくらいです。それでも、会社の上司や先生はこういったことを言ってくるんです。
自分の中でモヤモヤばかりが残ってしまいますよね。
この髪色を暗くするという習慣に対して僕の意見をツイートしたので内容を載せておきます。
まぁ、若干グチのような内容になってしまっていますが、皆さんと同じような意見です。
美容師をやっていて思うことは「カラーをする人が多くなっているのに黒髪文化が抜けないこと」です。
グチのような内容を延々と書いていてもムダなので、何で髪色を暗くしないといけないのか、まずは一般的な理由から書いていきます。
看護師の髪色規定がある
看護師という職業の中に髪色の規定が存在します。
これが看護師さんが規定している髪色の明るさです。
イメージで言うと “黒髪よりちょっと明るい” 〜 “暗めの茶色” というような髪色が好まれているんです。
ググると出てくる
僕が担当している看護師の方にも聞いたことがありますし、ググっていくことで出てくるのがこの明るさの髪色なんです。
日本人では一番相手からの印象が良いとされる髪色の明るさなので看護師さんにはおすすめとされているんです。
患者さんなどから見たときの印象
髪色が明るくなっている人の印象は「しっかりしていない」「遊んでいそう」「チャラチャラしている」というような印象になってしまいます。
これは日本にヘアカラーの文化が入ってきたときは “髪を脱色する” だけでした。
なので明るい髪色にしかデザインしていくことができず、あまり良い印象にならなかったのでイメージが悪くなってしまうんです。
印象重視の考え
日本人は人から見られたときの印象を気にしやすいです。なので髪色が明るいということで印象が悪くなってしまうことを防ぎたいんです。
黒髪は日本人の象徴のようなところもあるので暗い髪が好まれるんですね。
仕事に集中させたい
看護師さんではこういった意見もあると思います。
仕事に集中してほしいけど、おしゃれのことに意識がいってしまって仕事に集中ができなくなってしまう。
「次何色にしようかな〜?」とか考えてしまって仕事への意識が薄くなってしまうことを防ぎたいという考え方もあります。
仕事に集中!
仕事に関して意識が高い日本人はちょっとでも集中力がかけてしまうような要因は除去しておきたいんですよね。
髪色を考えていてボーっとしてたということがないようにしたいんです。
美容師視点からの解答
ここからは美容師の僕が思う髪色を暗くしなきゃいけないという環境について意見を書いていきます。
美容師視点の解答
僕が思うのは正直2つです。最後は解決できたらいいな!という内容を書いておきます。
変化を嫌う日本人の習慣
やはり変化を好まない日本人の習慣は大きいですね。特に年齢が上になればなるほどその傾向は強いです。
職場の上司はまだこの考えを持っている人が多いので看護師さんは黒髪や暗髪になってしまうんです。
ちなみに美容師は違う
みなさんも美容院に行くと思うかもしれませんが、美容院のスタッフって基本的に若いですよね?
基本的に働いているスタッフが若いのでヘアカラーへの受け入れ感が強く、どんな髪色をしていても印象って悪くならないんです。(美容師という職業柄もありますが。)
看護師さんはどうしても年齢の幅が広くなってしまうので髪色への考えが違ってきてしまうんです。
現代に合わせることができない環境
上の内容と被ってしまうこともありますが、現代の考え方に合わせることができていない。 ということがあります。
どういうことかと言うと
ということなんです。
上の内容でも書きましたが、年代が若めの人にはカラーが好印象になるという考えがありますが、年代が上の人ほどカラー=印象が悪いになってしまうんです。
規則を変えることができていない
たしかに、昔は髪色を明るくしている方が印象が悪くなってしまっていたと思います。(すみません、僕はその年代ではないのではっきり言えません。)
しかし、現代はカラーをしている人口や色味を多種多様になってきているので印象って変わってきているんですよね。
それに合わせて規則を変えることができていないのが現状で、髪色を暗くしなければいけなくなっています。
髪色が明るくても大丈夫と伝えたい!
僕はここの部分を一番に伝えたいです!
最近では、黒髪の方が相手を威圧してしまったり、暗い印象にしてしまったりするんですよね。
茶髪にしていた方がやさしく、やわらかい印象になってくれるので、対人の仕事なんかは相手が話しやすくなったりする効果があるんです。
おばあちゃんからのウケがいい
僕自身、ブリーチをして金髪にしていて “おばあちゃんの方が金髪に対して好印象” なんです。
リクルートにも
最近では「髪色の自由が効かない」という理由だけで就職をやめてしまう人が増えています。
「髪色で判断して会社を選ぶようなやつ」と思うかもしれませんが、反対にその考えで優秀な人材を逃してしまっていることもあります。
対応が早いところではすでに髪色の自由化が進んでいます。
髪色が自由な時代
「日本人は黒髪だよ!」という意見ももちろんあって良いと思います。ストレートの黒髪は日本人の特権のようなものですからね!
しかし、それを強要してしまう時代ではなくなっているのも事実。
ヘアカラーへの意識も変化していっているので規則やルールなんかも見直すべきなんじゃないかなと思います。
看護師さんにおすすめな髪色も紹介
Instagramで看護師さんにおすすめな髪色を紹介しています。
看護師をやっていてもおしゃれなカラーを楽しみたい!という人はぜひフォローをお願いします。
という感じで看護師さんにおすすめな髪色も一緒に紹介をしていきます。
1色でもおしゃれに染めていくことができるカラーなので試してみてくだささい!
ミントアッシュ
ミントアッシュは透明感を出して暗めの色でも重たい印象になるを防ぐことができるカラーです。
アッシュ系の色味をベースに薄い緑系の色味であるミントを混ぜることで透明感を出しています。
看護師の規定のような暗めの髪色だと重たい印象になってしまうのがイヤな人におすすめなカラーです。
オリーブアッシュ
オリーブアッシュはオリーブの色味で赤みを消しておしゃれな印象を持たせたカラーです。
若干明るめに染めていますが、赤みがなく落ち着いた印象になってくれるので看護師さんでも気軽に明るめカラーで染めることができます。
看護師だけど、ちょっと明るめに染めてみたい!という人はチャレンジしてみてくださいね!
看護師の髪色も自由で良いと思う
看護師さんは髪色の自由がなかなか効かない職業ですが、正直、自由な髪色にしていても良いと思います。(一美容師の一意見です。)
理由
上の内容でも書いていきましたが、僕がこうやって思う理由はこの3つです。
時代の変化とともにカラーへのイメージも変わっています。
紹介してあるヘアカラーをはじめ、看護師さんでも自由に髪色を楽しめるようになりたいですね。