焼津市の美容室 CA-PETZの きーにょ です。
カラーを楽しんだら黒染めで黒髪に戻せばいい。職場や学校でカラーができないといつもこうやってカラーをやりますよね。
実は、黒染めも髪の毛のダメージになってしまったり、その後のカラーが楽しめなくなってしまうリスクがあります。
染め方によってはそんなリスクを回避することができます。
今回は気軽な黒染めはリスキーということと、ダメージやおすすめの染め方を紹介します。
気軽に黒染めするのはかなりリスキーなんです。
長期休み、カラーで遊んだ後は黒染めしよう!と思っていませんか?学校や職場で大丈夫なように黒染めをしますが、実はすごく危険なんです。何が危険かって「好きなカラーができなくなってしまう」ことがあります。黒染めにもいろんなやり方があるので美容師さんに相談しながら決めてみてください😊
— きーにょ|髪の毛のお悩み解決します! (@_kiiinyo) August 5, 2021
夏シーズンはこういった会話をよくします。
休み期間中などにカラーをして終わったら黒染めをするというお決まりのルーティーンです。
会話中の内容と被ってしまいますが、Twitterの内容と一緒に紹介していきます。
黒染めってみなさんが思っている以上に髪の毛にリスクがあるんです。
黒染めのリスク
黒染めはこんなリスクを持ったカラーなんです。
普通のカラーとは違った色味成分なので髪の毛に定着しやすく、抜けにくいのが特徴です。
髪の毛もキレイに見えそう!
こうやって思ってしまう人もいるのですが、それは違うんです。
もちろん、美容院でやる黒染めであればダメージは少なく済みますが、市販の黒染めではそうはいきません。
色味が定着しすぎてしまうことで髪色を明るくしたくなったときにブリーチをしなければいけなくなることもあるんです。
好きなカラーができなくなるかも
黒染めで染めたときの色素が髪の毛に残留してしまうので、次にカラーをする際にキレイな発色をしなくなってしまいます。
髪色が明るくならなくなってしまったり、アッシュ系、グレー系のカラーの発色を邪魔してしまうんです。
色素が違う
これによって黒染めした後は髪色が明るくなりにくかったり、キレイなカラーを楽しめなくなってしまうんです。
色ムラができやすい
色素の定着は髪の毛のダメージ度合いによって変化するので1本の髪でも色味が濃い部分、薄い部分ができます。
黒染めをしてからまたおしゃれなカラーをしようと思うと”色ムラ”ができることってありませんか?
色ムラはダメージによって色素が定着する部分が違ってきてしまうので黒を脱色していったときにムラとして出てきてしまうんです。
髪の毛が赤くなりやすくなる
黒染めの色素は”赤褐色”の色をしているので黒が色抜けしてくると髪色が赤くなりやすいです。
こんなことってよく聞きますよね。
黒染めに入っている色素が「赤褐色」と呼ばれる赤味の強い色味(わかりやすく言うと10円玉のような色)なので、脱色していくと髪が赤くなってしまうんです。
カラーで作っていくキレイな赤ではなく、地毛が色抜けして赤くなってしまうちょっと汚い色味なので避けたい赤味なんです。
黒染めってダメージするの?
黒染めって傷みますか?という質問をいただくことがあります。
正直、ブリーチして黒染めし、またカラーをするときがかなり傷みます。
上の内容でも書きましたが、黒染めの色素は残留しやすいので新しくカラーをするときに“脱色”をする必要があります。
市販の黒染めはかなり危険
市販のい黒染めは残留がひどいので新しくカラーをするときにはかなり脱色していく必要があります。
残留してしまった黒染めの色素は普通に脱色していくだけでは取りきれないのでブリーチの回数も多くなります。
元々やっていたブリーチと合わせるとかなりのダメージになってしまうんです。
黒染め後にカラーをすると傷みやすい
上の内容に似ていますが、やはりカラーをするためには “脱色” がポイント!
こうやって言ってくれるお客様もいらっしゃるのですが、そうすると暗い色にしかならず確実に後悔をしてしまいます。
普通ならダメージ(小)でいけるカラーもアルカリの強い薬剤を使っていく必要が出てくるので傷みが倍増してしまいます。
このパターンは一番髪の毛に負担をかけてしまいます。
ブリーチ後の黒染めは傷んで見える
ブリーチした後の黒染めは傷んでいるように見えやすくなります。
黒染めをすると髪色が黒くなってキレイな見た目になると思ってしまいますが、ブリーチした後は違うんです。
ブリーチで髪が弱っている
ブリーチをすると髪の毛内部のタンパク質が減少してしまっているので髪が弱った状態になります。
ひょろひょろっとした手触りになってしまうのはこのためです。
一度弱ってしまった髪の毛は元の状態には直せません。
「髪色暗くしたじゃん!」と思う人もいるかもしれませんが、髪色は関係ないんです。
黒染めするときのおすすめの染め方
黒染めをしていくときの染め方で髪色を黒くしたあとのカラーが楽しめるかどうかが決まります。
というばかりではなく、“黒髪っぽく見せていく方法”もあるんです。
こっちの方法を使っていくことで髪を黒くしても新しいカラーを入れやすくなります。
しっかり黒髪にしていくなら “ネビージュ”
この2色がおすすめです!
色を戻せる染め方 “ダークアッシュ”
黒髪っぽく染めていくことができて、色素が残留することがないのが“ダークアッシュ”です。
アッシュ系カラーを暗く染めていくことで作れるカラーで、今後また明るいカラーをしたいというときにおすすめです。
しっかり黒髪 ”ネビージュ”
しっかり黒髪に染めていきたいときには“ネビージュ”がおすすめです。
青味の強い色を濃く入れていくことで黒髪のように見せていきます。
ダークアッシュと違うところは“定着が良い”というところ。
最後に
今回は気軽に黒染めをするのはリスキーということと、黒染めによるダメージなどを解説していきました。
この考え方がどれほど危険なのか。ということがわかってもらえたらこの記事を書いた甲斐があります。
たしかに、やることだけで言ったら黒くして明るくするだけの簡単作業に見えます。
ただ、髪を染めるということは薬剤を使っていくということを忘れないでください。
根本だけを染めるのではなく、髪全体を暗くしたり明るくしたりするので髪にかかる負担が大きくなりダメージになってしまうんです。
黒染め1回でキレイなカラーを1年以上楽しめなくなるのはもったいないことなので、市販の黒染めはほんとにやめてほしい。
美容院でやっていけば抜けやすい黒染め、キレイな発色の黒髪を作ることができます。
黒染めをする前に気軽にご相談ください!