こんにちは!焼津市の美容室CA-PETZ の kiiinyoです!
”コスパ”と”時短”に最適なホームカラーですが、よく「髪の毛が傷むよ」とか「キレイに色が入らないよ」と言われますよね。
それでも、”金額面”や”お手軽さ”を考えると手が伸びてしまいますよね!
美容師としては教えたくありませんがホームカラーの仕上がりを良くしていくコツを教えちゃいます!
この記事の内容
・気になるダメージの改善策
・色味がでないときの対処法
・サロンカラーの重要性
先日、このようなツイートをしました。
時短とコスパが目的なら「ホームカラー」、仕上がりとダメージを気にするなら「サロンカラー」。どちらも選択肢としては良いものです。自分の目的に合わせて使い分けるとホームカラーも便利なツールです。
でも、やり過ぎ厳禁!— きーにょ (@_kiiinyo) October 3, 2020
最近ではドラッグストアに美容室並のホームカラーが並んでいます。価格と手軽にできるということもあり、昔から人気の商品です。
正直、”コスパ”と”時間の短縮”をメインに考えていくようであればホームカラーは”これ以上ない便利ツール”だと思っています。
ホームカラーでもキレイに仕上げられる
ホームカラーでの失敗は単に”知識がない”からです。色を入れるにしても知識がなければ良い色を出すことができません。
簡単に色が出せたら美容師は頑張って勉強しないですね。
ちょっとしたコツを覚えてお手軽なホームカラーのクオリティを上げていきましょう!
ホームカラーでも美容室へ行ったような仕上がりに
ドラッグストアに行けば絶対に目にするものが”ホームカラー”ですね。最近の種類の多さには僕もびっくりしています。
かなり多彩な色味があるので”コツ”さえ覚えてしまえばホームカラーでもサロンへ行ったような仕上がりにしていくことが可能です。
薬剤をキレイに塗っていく方法
・購入するカラー材の数は少し多めに用意
・ラップで包んで放置
ウェット状態でカラー塗布
カラーをキレイに塗っていく方法ですが、”髪の毛を濡らしておく”ことで薬剤を均一に塗っていくことができます。
髪の毛が乾燥した状態でカラーをしてしまうことが多いと思いますが髪の毛が”薬剤を弾いて”しまい均一に塗れなくなってしまいます。
これがホームカラーでムラができてしまう原因です。
塗れているように思っても実は髪の毛1本1本には届いていないことが多くあります。髪の毛を濡らしておくだけでムラを無くしていくことができます。
カラー材は多めに買っておきましょう
だいたいの目安ですがこのくらいは使う。
ホームカラーをする場合には”コスパ”を重視しますが、カラー材の量はケチらないほうが良いです。
カラー剤が足りなくなってしまうと塗り切ることができなくなってしまい、”塗り残し”の原因になります。
カラー剤の量は少し多めに余ってしまうくらいがちょうど良いです。
実はこれ、ダメージ軽減にも繋がるのでほんとにおすすめですよ!
ラップで包むとキレイに染まる
薬剤を塗って放置するときには”ラップで髪の毛を包みましょう!”この一手間はちょっとめんどくさいんですけど、最終的な仕上がりに大きく左右します。
薬剤が乾燥してしまうと反応しなくなってしまう。
ラップをする理由は”熱を逃さなくするため”と思いがちですが、本当の理由は”反応しなくなってしまう”からです。
薬剤の水分が飛んでまいカラカラの状態で放置しても反応しません。薬剤の無駄になってしまうのでラップはしっかりしましょう!
ダメージが気になる時の対処方
ホームカラーをしていて1番に気になってくるのは”ダメージ”です。ダメージの対処方法もすごく大切になってきます。
・カラー剤を塗るときにもトリートメントをつける
カラー後にはトリートメントをつけよう!
ホームカラーには付属でトリートメントが付いてきます。これは「絶対に傷むからケアしてね!」というメーカー側からのメッセージです。
しっかりとトリートメントを髪の毛全体に伸ばしていき手触りを良くしていってください。
洗い流さないトリートメントを つけることでダメージが気にならなくなっていきます。
迷ったときにはコレ!
洗い流さないトリートメントにも種類がたくさんあり、どれが良いか悩んでしまいます。
迷ったときはとりあえずこれがおすすめです。
オイルタイプなので使いやすく、髪の毛にも簡単馴染んでくれるので使いやすさが抜群です!
僕も愛用中のトリートメントなので迷ったときに使ってみてください。
カラー剤を塗るときにもトリートメント
髪の毛が長くなってくると絡みやすくなってしまいますよね?髪の毛が絡んだ状態でカラー剤を塗ってしまうとそれだけでも傷んでしまいます。
絡みを取っていくためなのと、カラー剤を塗る際に髪を梳かすと思いますがそのときにも絡まなくしていくためです。
カラーをするときにはする前と後でトリートメントを使うと髪の毛にダメージが残りにくいです。
色選びで仕上がりは劇的に変わる!
色選びは毎回ワクワクします。「何色にしようかな〜」、「流行りのこのカラーがいいな〜」などたくさんの期待が込められると思います。
ちょっとおしゃれな色になると繊細な色味のコントロールが必要になります。ホームカラーでは表現ができないことも。
今の髪の毛の明るさによっても変わる
髪の毛は基本的に黒か茶色だと思います。ここに色味を乗せていくので”髪の毛の色とカラー剤の色”が合わさっていきます。
・明るい髪の毛に入れていくのは比較的簡単
暗めの髪色をしているときに暗い色味のカラーをしてしまうと色が混ざってさらに暗い色になってしまいます。
この”元の髪の毛の状態に合わせられず”にカラーをすると染め上がりが失敗します。
髪の毛が明るければ簡単
カラーは足し算と引き算なので、”先に引き算をしてあげる”と簡単です。
ブリーチまでいかないにしても髪の毛を明るくしておくと後の”足し算”が簡単になります。
【10レベルのカラー】
【12レベルのカラー】
この2つのカラーの明るさくらいあると素直にカラーをするだけでキレイな色味が入ります。
ホームカラーで色を失敗してしまうという人は1度髪の毛を明るくしていくのも対策になります。
サロンカラーでできてホームカラーでできないこと
全てが連動していると言っても過言ではないので切っても切り離せない要素です。
ホームカラーはお手軽にできるカラー方法でものすごく優秀なものですが、やはりサロンカラーには勝てないのも事実です。
サロンカラーは薬剤が違う
カラーをしていくときに必ず使うものは”1液”と”2液”です。この2つが揃って初めてカラー剤として成立します。
・2液を髪質に合わせて変えられるので傷ませない
サロンカラーではまず薬剤の成分が圧倒的に違います。この違いがあることによってサロンカラーは髪の毛に負担をかけずにカラーをいしていくことができるのです。
1液の成分が髪に残らない
サロンカラーの1液の成分は”揮発性”の成分なので髪の毛に残らず、ダメージにならない処方になっています。
対してホームカラーの1液の成分は”不揮発性”の成分なので髪の毛に残ってしまい、ダメージになってしまう。
このように1液の成分だけでも違いがあり、テクニックだけでは拭えない壁があります。
・ホームカラー:不揮発性の成分でダメージがあるが臭いはない
簡単にまとめるとこんなかんじですかね。メリット、デメリットがあります。
お好みで選んでいくのもありですが、ダメージを受けてしまうと髪の毛で遊べなくなってしまうことあるのでケアをしっかりしていきましょう!
2液を変えて反応の調整をする
サロンカラーでは2液は”3%”、”6%”という風にいくつかの種類があります。
6%は脱色能力が強く髪を明るくしていくのでダメージ(大)
2液だけでもこれだけの差があります。まだ種類はありますが大まかに分けていくとこの2種類です。
サロンでは”明るくしなければならない根本に6%”、”色味を入れたい毛先には3%”という風に使い分けをしています。
ホームカラーでは使い分けができない
ホームカラーは6%のみでカラーをしているので”必要のない部分”にまで6%の2液を使ってしまいます。
なので、ホームカラーを繰り返していく内に髪の毛がボロボロになってしまうのです。
最後に
今回はホームカラーでも”美容室並”のクオリティにしていくためのポイントを開設していきました。
ダメージが気になってしまうホームカラーですが、ダメージを最小限に抑えることはできます。
・カラー剤は多めに買って髪の毛全体にしっかり馴染ませる
・ラップで乾燥を抑えて最後まで反応させる
・地毛を明るくしておくと希望のカラーになりやすい
ホームカラーのクオリティを上げていくためのコツはこの4つです。ちょっとしたことですが、やってみるとかなりクオリティが変わってきますよ!
ホームカラーはただ単に塗っていくだけではムラにもなりますし、ダメージを与えるだけのものになってしまいます。
仕上がりも良いものにしたいものですね!
ダメージは気になるけど時間を選ばず、低価格なので人気でついついやりたくなる商品ですね。
うまく使って便利なツールとして使っていきましょう!